2006年5月2日(火) 天候 曇のち晴

 博多国際フェリーターミナルに到着すると、まずフェリーターミナルにて予約していたチケットを購入し、カメリアラインのHさんの案内で税関にてバイクの出国手続きをした。1時間くらいで終了しバイクがフェリーに積み込まれたので一安心した。この日にバイク・車を含めて旅行目的で車両を持ち出すのは私一人のようであった。少しばかりターミナル内をうろうろしたが、うわさに聞く運び屋のアジェマ(おばさん)がターミナル内で韓国から持ち込んできた荷物の山を積んでいる光景があちこちで見られた。11:30頃に私の出国手続きを済ませフェリーに乗り込んだ。

 フェリーに乗り込むと、前日から走り続けて疲れが溜まっていたこともあったので早速展望風呂に入った。出港前だったので私1人の貸切り状態であった。その後宮島SA以来何も食していなかったので船内でドライカレーを食し(韓国料理は韓国内で好きなだけ食せるだろう)船内をうろうろした。乗客は日本人もいたが、どちらかというと韓国人のほうが多いようであった。私の船室は2等船室だったが、1人1人のスペースが確保されるように工夫されており、快適に仮眠を取ることが出来た。

 仮眠を取っているうちに、釜山にまもなく到着することを知らせる船内放送が流れた。博多と釜山はいかに近いかということを実感した瞬間である。デッキに出ると釜山の町並みが見えた。18:30に釜山港に入港し、釜山国際フェリーターミナルで私の入国手続きを済ませたあと、引き続きバイクの入国手続きをした。正式には「自動車一時輸出」という扱いになる。バイクをフェリーから降ろし、荷物検査でバックの中身をくまなく調べられた後、事務室で誓約書(所定の日までにバイクを日本に持ち帰るという旨のもの)にサインを記入し、韓国旅行期間中のバイク保険料274,400ウオン(印紙代込)を支払いようやく税関の金網の外にバイクを出すことが出来た。このときすでに19:30を過ぎていた。ちなみに私とは反対に韓国から日本へ出国する日本ナンバーのバイクが2台置いてあった。バイクでの韓国上陸第一歩である。フェリーターミナルで上陸の記念撮影をした後、事前に予約していたホテルへと向かった。宿泊した「タワーホテル」は、名前のとおり釜山タワーのすぐ近くにある。フェリーターミナルからバイクで5分ほどであり、なおかつ釜山の繁華街の南浦洞に歩いていけるという利便のよさから選んだものである。

 ホテルでチェックインを済ませた後、早速南浦洞に出向いた。まずは書店で韓国ツーリングに必要となる「韓国旅行地図」(文字はハングルのみ)を購入したあと、「地球の歩き方」に掲載されている焼肉屋「草園」にてカルビと冷麺を食した。韓国では、すべての店ではないかもしれないが、カルビは1人でも2人前からの注文となるので、すっかり満腹となってしまった。その後屋台街にてさらにチヂミを食しさらに満腹となってしまった後、釜山のもうひとつの繁華街の西面へ向かった。南浦洞〜西面までは地下鉄1号線で15分ほどであるが、料金は南浦洞駅〜西面駅間が900ウオンと日本に比べ大変安い。西面の「ミリオレ」にてさんざんうろうろして長袖シャツを1枚だけ買って、地下鉄の終電でホテルまで戻り就寝した。

(走行距離: 1.5km)

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