2008年5月2日(金) 天候 晴

 今年もGWがやってきた。一昨年・昨年は韓国にバイクを持ち込んでのツーリングを敢行したので、今年も韓国ツーリングを考えたが、今年のGWは飛び石休暇で長期休暇が取りにくい状況であり、直前まで有休の予定が入れられなかったので、フェリーの予約を確保することができなかった。ようやく有休を確保(5/2と5/7)した上で、直前にて予約可能で、現地でのツーリング期間を十分確保できる場所を考えたところ、台湾が浮上してきた次第である。早速航空券の予約を確保すべくHPで問い合わせたのが4/30(水)であった。やはり結果はキャンセル待ちであったが、出発予定の前日の5/1(木)にキャンセルの空きが出たと連絡が来たので、すかさず予約を依頼した。(66000円) 1人分であれば、誰かはキャンセルをするものであり航空会社としても空席にしておくよりも席を埋めたほうがよいと判断するものなので、直前でも何とかなるものである。

 航空券を確保した次にホテルも予約を取り、いよいよ台湾へ向け出発である。13:00中部国際空港発のエバー航空BR2127に搭乗すべく自宅を9:00過ぎに出発し、名鉄ミュースカイにて10:30頃空港に到着した。この日は平日であったが、明日から休日ということもあり空港は賑わっていた。まずは海外でも使用できる携帯をレンタルしたあと、チケットカウンターにて搭乗手続きを済ませた。搭乗時間まで時間があったので、中部国際空港内を徘徊した。台湾の雰囲気を今すぐ味わいたいと思い、空港内にある「味仙」の支店で台湾ラーメン(700円)を食した。(台湾ラーメンは名古屋が発祥だが・・・) 食後もあちこちを徘徊したあと、時間も迫ってきたので出国手続きを行い搭乗口へ向かった。

 搭乗口でチケットを見せると意外な答えが返ってきた。ビジネスクラスの席に移ってほしいとのことであった。私が予約したエコノミークラスの席が満席とのことであった。事情はよく飲み込めなかったが、エコノミーの料金でビジネスに搭乗できるということで大変得した気分となった。後で気づいたがエコノミーのチケットと色が違っていた。機内に乗り込むと、従来のエコノミーと違い席が広々としており非常に優雅な気分となった。そうこうしているうちに時間となり台北に向け飛行機は離陸した。背もたれはゆっくり横になれるくらい倒れるので、しばらく横になりくつろいだ。その後機内食の時間となりメニューを渡され、私は中華のコースを選んだ。出たきた食事は器に入れられて出てきた。機内でこのような優雅に食事するのは始めてであった。最初で最後かもしれない。その後ゲームなどをして過ごし、予定通り15:00過ぎ(現地時間)に台北は桃園国際空港に到着した。

 入国手続きを済ませた後、エアポートバスに乗るべくバスのチケット(135元)を購入しバス乗り場へ向かった。しばらくするとバスがやってきたので乗車した。空港から40分ほどで、長栄海運前のバス停に到着したのは16:00過ぎであった。ホテル(六福客桟)(7500円)でチェックインし、しばらく部屋で休憩してから市内に繰り出した。

 まずはレンタルバイクショップを探すべくホテルのフロントにショップがありそうな場所を尋ねたところ、市民大道二段付近にバイクショップが多いとのことであった。ホテルが松江路沿いにあるので、歩いて10分(約1km)ほどである。ホテルを出る頃には夕方(17:00前)になっており、暗くなる前にあたりをつけておきたかったので急いで目的地に向かった。街中にはバイクが溢れ(ほとんどがスクーター。白バイはBMWであった。)バイクショップは結構あるのだが、肝心のレンタルバイクについては、複数のショップをたずねても(旅の指差し会話帳で)やっていないとのことであった。そうこうして八徳路一段〜新生南路一段〜建国北路一段ととぼとぼ歩いていて、最後に日本料理店でダメ出しに尋ねてみたところ、日本語の話せるスタッフが出てきて、台北にはレンタルバイクショップはないという答えが返ってきた。どうやら免許のない外国人へのバイクレンタル行為が違法であるため、摘発されて姿を消したようだ。(注:このときはないと思い込んでしまいましたが、2010年3月の台湾ツーリングで、ようやく台北でバイクをレンタルできました。また改めて書きたいと思います。) 台湾では国際免許は通用せず、外国人であっても台湾の運転免許を取得しないと車両の運転ができない。(ただし、2007年9月より、日本の運転免許を有していれば手続きを行う(「中国語による翻訳文」の発行)ことによって台湾で車両の運転ができるようになりました。私も出国前にこの手続きを行いました。詳しくはJAFホームページで) よって、私が当初描いていた台北からのバイクツーリングは頓挫した。悩んでも仕方がないので、今日は台北を満喫することにした。

 時間は19:00を過ぎていた。建国北路一段のセブンイレブンで道路地図を購入(388元)した後、今日は歩き疲れたので温泉に入りたいと考え、新北投温泉に行くことにした。新北投温泉へは、私のいる建国北路一段からは、MRT木柵線南京東路駅から忠孝復興駅でMRT板南線に乗り換え、さらに台北車站駅でMRT淡水線に乗り換え、北投駅で新北投支線に乗り換え新北投駅にようやくたどり着いた。所要時間は4〜50分といったところであった。台北はMRTが発達しているから主要な箇所はこれでカバーできる。

 新北投温泉では、気軽に入れる公衆浴場である「親水公園露天温泉浴池」(40元)を選んだ。入場料を支払い、更衣室(ロッカー代20元)で水着に着替えた。私はツーリングに出かける際には短パン兼用の水着とタオルは必ず持っていくようにしている。浴槽には数多くの地元の老若男女がくつろいでいた。私もその地元の一員としてその中に混ざった。温度の違う浴槽を次々にはしごして温泉を堪能した。温泉客には明らかに観光客であろう白人の団体も混ざっていて、手軽に楽しめる観光スポットになってるようであった。ちなみに馬台湾総統も総統になる前にここに来たときの記念写真が掲示されていた。温泉に1時間ばかり浸かったあと北投温泉博物館前で記念撮影をして、もと来たルートをMRTで逆戻りした。途中MRT板南線の西門駅で降車し、夜市で愛玉(ゼリー)を食しながらぶらぶらして台北駅付近まで歩き、再びMRTに乗り北投線中山駅で降車し、徒歩でホテルまで戻った。時刻も0:00前となっていたので、シャワーを浴びて就寝した。

 

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