2010年1月3日(日)−1月4日(月) 天候 晴

 朝は7:00過ぎに起床した。今日はスペインへ来たときと同様に、約17時間かけて日本へ帰国する日であった。1階の食堂に降りると、朝食の準備がされていたので、皿にパン・ジャムなどを載せテーブルに付いた。先客の年配の女性と雑談しながらすばやく食した。

 

 

 

   

 食後、シャワーを浴びて部屋に戻り荷造りをして、今日搭乗する飛行機が11:25発であるため、8:30にサンタ・クルス・デ・マルセナードユースを出発した。

 ユースから最寄の地下鉄駅であるアルグエリェス(Arguelles)駅に向かい、昨日と同じ要領で切符を購入した。

 

 

 

まずは市内を環状で結ぶ地下鉄6号線に乗車した。昨日乗車した4号線と異なり普通の車両であった。8:55に乗車し、12・3分ほどでヌエボス・ミニステリオス(Nueos Ministerios)駅に到着した。この駅で8号線から、途中10号線のホームに迷い込みながら、8号線に乗り換えた。

 

 

 

 

 この駅では結構多くの旅行者と遭遇した。8号線は4号線と同様の細長い車両であった。9:16に乗車し、15分ほどでT1-T2-T3ターミナル駅に到着した。時刻は9:30過ぎであったので、乗継がうまくいけば、市内からバラハス空港(Aeropuerto de Barajas)まで35分ほどで行くことが出来ることがわかった。

 改札口で切符を通してもゲートが開かないので、駅員さんに問い合わせをすると、精算機で1ユーロを投入して発券される通行券がないと通れないらしい。言われたとおりにして改札口を抜け、空港内に入った。ターミナル1まで10分くらい?歩いてようやくチケットカウンターに到着し、アエロフロートSU290の搭乗手続きを済ませた。帰りも行きと同様に荷物を預けることにした。出国審査の手続きを行い、搭乗口に到着したことには時刻も10:20を過ぎていたので、搭乗時間まで大人しく待つことにした。11:00頃にようやく搭乗手続きが始まり、飛行機に乗り込んだ。

  

 

飛行機は予定の20分遅れの11:45頃に出発した。機内食の時間となりお馴染みとなった機内食を食した。行きと同様マドリッド〜モスクワ間の飛行機にはゲームが付いていなかったので、写真の整理などをして過ごした。予定より40分遅れの18:30(現地時間)頃にモスクワはシェレメーチエヴォ国際空港に到着した。モスクワとスペインの時差は2時間であり、5時間の飛行機旅であった。

 行きと同様に横柄なトランジット審査のあと、次の便(SU581)の搭乗口に向かうため、これも行きと同様に行先掲示板で慎重に搭乗口を確認した。搭乗口に到着したが、待っていてもやることが無いので、少し空港内を徘徊した。出発予定時刻の19:40になっても搭乗手続きが始まらないのでさらに空港内を徘徊して搭乗口に戻ると、搭乗口に列が出来ていた。そこに並んだが列がなかなか動かないので、近くにいた職員に私の乗る便名を述べると、急いでバスに乗るように言われた。どうやらこの列は私の乗る便の次に出発する便の列のようであった。危うく飛行機に乗り遅れるところであった。この空港は案内放送も何も無いので油断禁物であることを改めて思い知らされた。バスに乗るため建物を出ると、外は雪が積もっていて大変寒かった。アンダルシアの温暖な気候に慣れてしまった私にはこの寒さは堪えた。何とか飛行機に乗り込みほっとした。飛行機は予定より1時間遅れの20:40頃に出発した。

 しばらくして2回目の機内食を食し、その後ゲームなどをして過ごし、3回目の機内食も律儀に食した。昨日は長距離を走り、美術館も駆け足ではしごしたので疲れが取れていなかったこともあり就寝した。私が就寝しているうちに日付は1/4となり、飛行機は日本の近くまで到達していた。予定(10:55)よりも約1時間遅れの12:00過ぎに成田空港に到着した。

 入国手続きを素早く済ませ、手荷物ターンテーブルで自分の荷物が来るのをひたすら待ったが、待てども待てども私の荷物が全く来なかった。しばらくすると、空港職員からマドリッドからの便の荷物が手違いで未着であると説明があった。最後の最後でアエロフロートにやられてしまった。貴重品などは入れていなかったので当面は困ることは無かったが、アエロフロートがロシアの会社なので気になった。仕方が無いので所定の手続きを済ませ(※)、エアポートバスに乗り込んだ。時刻は13:00になっていた。バスは順調に走り続け、神奈川県の最寄り駅に14:30頃に到着した。久しぶりの日本は正月明けで浦島太郎の気分であった。2010年初の日本で買い物などをして15:00頃に自宅にたどり着いた。

 今回は初のヨーロッパで、なおかつツーリングを敢行したことに大きな意義があったと思う。スペインは冬も温暖で過ごしやすく、冬のツーリングにはうってつけの国であろう。高速道路も整備されていてしかも無料区間がほとんどであり、世界遺産が数多くあることなど、ライダーとしては非常に魅力的であった。しかし、7日のツーリングではアンダルシア地方を周るのが精一杯であったので、機会があればまたスペインをツーリングしたいと思う。【完】

(※:未着の荷物は、何とか無事に1週間後に引き取ることが出来ました。荷物は間違えて北京便に乗せられたそうです。今回は仕方が無かったのですが、やはり飛行機には荷物はあまり預けたくないと思ってしまいました。) 

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