2010年9月18日(土) 晴

 今年の秋のツーリングには奄美大島を選んだ。離島ツーリングは、2002年に佐渡島(日誌未掲載)を皮切りに、隠岐・対馬・五島列島・沖縄(沖縄本島・久米島)に渡ったが、ここ最近は離島に渡っていなかったので、日本有数の広さを誇る離島として、奄美大島を今回の目的地として選んだ次第である。(本州・北海道・九州・四国を除くと、佐渡島に次ぐ第5位の広さ) なお、私の離島ツーリングの定義は、自分のバイクで行くには船でしか行くことのできない島としている。とにかく、船でしか行けないという困難さがツーリングに行きたいという思いを掻き立てるのである。

 神奈川県に住む私の場合、奄美大島にバイクで渡るには、東京から奄美大島経由の沖縄行きのフェリー(マルエーフェリー)を利用するのが便利であるが、このフェリーは毎日出港しているわけではない。よって、今回は9/18(土)東京出港便に乗船することにした。出港が21:30なので、18:00前に自宅を出発し、首都高を経て、途中コンビニに立ち寄り、有明埠頭内で迷子になりながら、埠頭内にあるフェリーターミナルに19:30前に到着した。「ターミナル」といっても、奄美・沖縄方面行きのものは、簡素なプレハブがあるだけで、見つけるのに一苦労した。

 プレハブの中に入り、チケットを購入した。(旅客(二等)+750cc以上バイク=19500+19800=39300円) 普通は予約をあらかじめ入れなければならないそうだが、今回は無理を言って何とか飛び込みで購入することが出来た。あらかじめ決まった予定でツーリングするのは性に合わない私としては、飛び込みで購入できたことに満足であった。埠頭の周りはお台場などのナイトスポットであり、大観覧車のネオンなども眺めることが出来たが、このターミナルはそれらの華やかさとは無縁であり、その対称的な光景が印象的であった。都会の中にひっそりとたたずむという表現がぴったりであった。

 20:20を過ぎ、徒歩でフェリーに乗り込んだ。バイクはフェリー会社にて積み込まれた。今回は二等とはいえ、4ベット1室の個室であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

荷物を置いて、早速船内を徘徊した。甲板に上がり、お台場方面を眺めると、大観覧車のネオンが水面を照らしていた。改めて、誰もが知っている華やかなお台場のすぐ近くとは思えない光景を印象つけられた。21:30過ぎにフェリーは有明埠頭を出港した。出港してしばらくすると、川崎の工業地帯が見えてきた。夜なのに煌々と明かりが灯り正に不夜城である。もうしばらく船内を徘徊したが、長い船旅になるので0:30過ぎに就寝することにした。

【走行距離:32.7km】

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