2010年12月25日(土) 天候 晴

 今年も年末年始がやってきた。今年は27・28日と翌年1月4日に有休を取得することで、11日間の連続休暇を取得した。11日間あれば、これまで未踏破であったアフリカを踏破できるのではないかと思いついた。どうせ行くのであれば、やはりバイクで踏破したいと思い、私のようなにわか海外ツアラーでも走ることが出来るアフリカの国を探したところ、モロッコであれば、スペインからバイクをレンタルして走破することが出来そうだったので、モロッコを選んだ。ネット上で様々なモロッコツーリング体験記が掲載されていたのも、私の後押しをした。(なお、ツーリングができるようなバイクをレンタルできるアフリカの国を、探し当てることが出来なかった。) 

 このときすでに11月の後半であったが、何とかスペイン行きのチケットを押さえることができた。飛行機の次はバイクの手配ということで、昨年も利用したマドリードのHappy Rider Motorcyclesに、日本の代理店を介してレンタルバイクを手配した。初日と最終日のホテル予約も完了して、あとはスペインに行くだけとなった。24日に仕事を終え、帰宅してから急いで旅の準備に取り掛かった。ヘルメット・グローブ・雨具・防寒着等、バックに詰め込んだ。昨年も同じように荷造りをしたので慣れたものであった。何とか夜中に準備も整い就寝した。

 今回搭乗する飛行機は、昨年と同様に13:05発であるため、7:00頃に起床して8:00過ぎに自宅を出発した。今回は自宅から東急で表参道まで向かい、表参道から地下鉄銀座線で上野まで向かい、京成特急(スカイライナーではない)で成田まで向かった。京成特急は安くて時間的にもスカイライナーや成田エクスプレスとそれほど変わらないので、最近は成田へ向かうときはこれを利用している。列車は11:00前に成田空港に到着した。空港到着後、チケットカウンターにてアエロフロートSU582の搭乗手続きを済ませた。荷物は今回も預けることにした。

 時刻は11:30であったが、出発が30分遅れの13:35になっていたので、随分余裕が出来た。両替を先に済ませてから、日本出発前の最後の日本食?として、空港内にある食堂でメンチカツカレーを食した。食後デッキで飛行機を眺めたあと、12:20頃に出国審査へと向かった。今年はそれほど人は並んでいなかったので、比較的スムーズに出国できた。時間に余裕があったので、しばらく新しくなった出発ロビーを徘徊したりした。13:30頃になってようやく搭乗開始となったので、連絡バスで飛行機まで向かい、飛行機に乗り込んだ。

  飛行機は14:00頃に出発した。機内食の時間となりお馴染みとなった機内食を食した。この飛行機にはゲームが付いていなかったので、ガイドブックなどでツーリング行程などを練りながら時間を過ごした。2回目の機内食も律儀に食し、約10時間以上のフライトを経て、まずは18:40頃(現地時間、日本と−6時間の時差)にモスクワはシェレメーチエヴォ国際空港に到着した。予定(17:25)より1時間以上の遅れであった。

 モスクワ到着が遅れたので、マドリード便(SU299 19:30出発)に乗る乗客は、先にトランジット審査を受けるよう促された。昨年と異なり審査に横柄さはあまりなくなっていた。何か変化があったのだろうか。空港そのものの印象も、リニューアルされたのか、それとも利用しているターミナルが異なるのか分からなかったが、随分と綺麗になってるという印象であった。靴まで脱がされる荷物検査は相変わらずであった。検査後、マドリード便の搭乗口に急いで向かった。トランジット審査の際にあらかじめ搭乗口番号が知らされていたので、迷うことなく搭乗口に到着した。急かされた割に20分くらい待たされた後に、19:25分頃から搭乗が始まり、飛行機に乗り込んだ。飛行機は予定より40分遅れの20:10頃に出発した。

 機内食の時間となり、3度目の機内食を食した。この飛行機にもゲームがなかったので、到着後の動きをガイドブックを見ながら確認するなどして過ごした。約5時間の飛行機旅の末、遅れを挽回したのか、予定(22:45)と遜色のない22:50頃(現地時間 モスクワと−2時間の時差)にスペインはバラハス国際空港に到着した。トランジットの時間も含め、東京から17時間の長旅はさすがに疲れた。

 飛行機を降りて、入国審査を素早く受けた。荷物を預けていたので、手荷物ターンテーブルで自分の荷物を受け取ってからスペイン入国を果たした。時刻は23:20を回ろうとしていた。今年のホテル選定は、地下鉄駅から歩いていくことが出来るホテルを選定したので、地下鉄駅へ向かった。地下鉄駅(Aeropuerto T1-T2-T3)は、私が到着したT1ターミナルから随分離れているので、10分以上歩くことになった。それでも、地下鉄を利用すれば、わずか2ユーロでホテルまでたどり着けるので、タクシーを使うより随分とお得であった。(昨年はタクシーを利用して、25ユーロ掛かった。) 

 地下鉄に乗り込み、今夜の宿があるヌエボス・ミニステリオス駅(Nuevos Ministerios)を目指した。マドリードの地下鉄は危険と言われているが、私が乗車したときは、旅行者が乗車していたり、女性が一人で乗車していたりして、危険は感じなかった。(個人的な感想なので、心配な方はタクシーを利用したほうがよいでしょう。)ヌエボス・ミニステリオス駅までは空港から地下鉄8号線一本で行くことができるので、今年はこの駅付近のホテルを予約した。

 12・3分ほどでヌエボス・ミニステリオス駅に到着した。地上へ上がり、ホテルを目指して歩いたが、それらしい建物が見つからずあせった。そうこうするうちに地下鉄駅にたどり着いた。その駅はヌエボス・ミニステリオス駅の隣のGregorio Maranon駅であった。西方向へ行くべきだったのに南方向へ間違って歩いていたことに、このとき気がついた。(慣れない国での夜歩きはお勧めしません。) Gregorio Maranon駅から地下鉄10号線に乗り、再びヌエボス・ミニステリオス駅へたどり着き、今度は西方向へ向かった。

 駅から10分ほど歩いて、今夜のホテル(Glan Atlanta 朝食込み5600円)を見つけることが出来たが、入り口が閉まっていてフロントの明かりが消えていた。時刻は0:30になろうとしていたので無理も無かった。インターホンでホテルの人を呼び出して、何とか中に入ることが出来た。チェックインを済ませ、部屋にたどり着いたときは、重い荷物を担ぎながら歩き回ったこともあり、冬にもかかわらず汗だくでへとへとになっていた。翌日からツーリング開始であったので、シャワーを浴びて1:00前には就寝した。

 

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