2005年5月6日(金) 雨

 この日の天気は雨であった。宿にて朝食を食した後、出発の準備をした。バイクのほうは昨日主人が軒下に入れさせてくれたので、雨対策の準備は濡れずに行うことが出来た。準備完了後宿を出発する。まずは黒木御所を目指した。黒木御所は後醍醐天皇が隠岐に島流しされていた際に逗留したところである。国道485号線を別府港方面に向かう。黒き御所は港の近くにあったのですぐに見つかった。ここで記念撮影をする。

 記念撮影後、次の目的地である中ノ島に向かうため別府港にてフェリーを待つ。西ノ島〜中ノ島間は、これまで乗船してきた隠岐汽船の他に、島前町村組合運営のフェリーによっても結ばれており、島前町村組合運営のフェリーの方がお得である。10:25に出港するフェリーがあるとのことなのでそのフェリーに飛び乗った。

 西ノ島(別府港)〜中ノ島(菱浦港)までは10分余りである。10:37に菱浦港に到着した。到着後フェリーを降り、中ノ島巡りをすることにした。まずは島の中央部を通る町道を通り、「天川の水」のある清水寺に着いた。「天川の水」は「日本名水百選」にも選ばれている。生憎の雨であったので記念撮影と水を一杯飲んで立ち去ることにした。次に隠岐神社に向かい記念撮影をする。ここは島流しされてきた後鳥羽上皇の最期の地で火葬塚があるところである。しばらく雨は小康状態であったが、また降り出してきたので菱浦港のフェリーターミナルに隣接しているキンニャモニャセンターに避難した。「キンニャモニャ」とは隠岐・中ノ島の民謡のことで、キンニャモニャセンターはその関係の資料が展示されている。

   キンニャモニャセンターにて、次の行程について考えていたが、折角ここまで来たのだから、隠岐島前三島のうち知夫里島も行かないのは勿体ないと思い、行き先を知夫里島に決めた。知夫里島へは菱浦港(中ノ島)→別府港(西ノ島)→来居港(知夫里島)と西ノ島経由で約50分ほどである。出港まで時間があったので、ターミナル内のレストランでカキサンドたるものを食し、15:18発の島前町村組合運営フェリーに乗った。

 16:08にフェリーは知夫里島の来居港に入港した。まずは今夜の宿を探すことにした。フェリー待合所の中にある観光案内所を訪ねたが誰も居なかったので、フェリーチケット売り場の人に案内所の人がいつ戻るのかを訪ねたが、今日は隣りの島に行っているから戻ってこないと言われた。このような小さな島で宿が確保できるのかという不安が頭の中を過ぎった。しかし、チケット売り場の人が宿を手配してくれるとのことなのでお願いしたところ、島の中心部にある1件の宿が飛び込みでもOKとのことなのでそこに即決した。島の中心部は来居港のそばにあるループ橋を通り、トンネルを抜けた来居港の反対側にある。小さな島なので10分くらいで中心部に到着した。宿で記帳したあと、荷物を置いて島巡りをすることにした。

 まずは島の東側にある島津島に向かうことにした。出発して15分くらいで到着した。島へは橋で渡れるようになっていたが、バイクは通行できないようであったので、橋の前で記念撮影をした。この後知夫里島の観光スポットの「赤壁」と「野ダイコン群生地」を訪ねようとしたが、雨足が強くなってきたので宿に戻ることにした。宿に戻り風呂に入ってさっぱりした後夕食を食した。夕食は海の幸の豪勢なものであった。飛び込みの宿でこのような豪勢なものを食すことができるとは思っていなかったので感激した。夕食を食した後、テレビを見ていたらいつの間にか就寝していた。

 

 

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