2005年5月7日(土) 曇

 朝起きると雨は止んでいた。宿で朝食を食し7:00頃に宿を出発する。事前に本土行のフェリー出港時刻を調べると11:05とのことであったので、3時間余りあれば島の名所を巡ることができると考え、少し早めの出発となった。

 まずは「赤壁」に向かった。「赤壁」は島の西側に位置し、最大200mの高さを有する断崖であり、赤色に変色した断崖がダイナミックである。夕日のときにはその赤色がより映えるという。朝早いということもあり誰も居なかった。断崖は風が非常に強く、立っているのがやっとであった。しばらくその雄大な景色を眺め、記念撮影をしたあと次の目的地に移動した。

 次に向かったのは「赤ハゲ山展望台」周辺に広がる「野ダイコン群生地」である。展望台までは牧草地を丘の中を走った。途中牛の他にタヌキを何度も目撃した。タヌキは戦前に持ち込まれたものが野生化したとのことである。展望台に到着して早速上まで上った。展望台からは西ノ島の黒島鼻が、まさに目と鼻の先に見えた。島前はかつて西ノ島の焼火山を中心としたひとつの島であったものが、カルデラに海面の上昇による海水の侵入により今の形となったものである。次に牧草地側に目を向けると野ダイコンの花が一面に咲き誇っていた。4〜5月がシーズンとのことなので、この時期に訪れることができた私はラッキーであった。しばらく記念撮影をしてから山を降りた。

 

 

 

 

 

港へ向かう途中は一面牧草地であり、人が居ないためか牛が当たり一面で寝そべっている。非常に牧歌的な風景であった。途中立ち止まって牛を観察していると、子牛が一頭バイクのほうに近づいてきた。折角なので子牛を記念撮影して牧草地を後にした。海沿いの道を通り、出港1時間前の10:00頃に来居港に到着した。港にはすでに多くの人が集まっており、特に釣り客の数が目立っていた。フェリー待合所でチケットを買い、フェリーが到着したのでバイクを積み込んだ。フェリーは定刻どおり11:05に出港した。思えば4日間という短い日程であり、行くことが出来なかった所もあったが、島後・島前の主要な島を周ることができたのは大変有意義であった。

フェリーは13:25に行きとは違い境港に入港した。フェリーから降りると島との雰囲気の違いを感じた。境港駅にて記念撮影をした後、まずは次の目的地である大山に向かった。大山は言わずと知れた中国地方最高峰である。今日の最終目的地の鳥取へ向かう途中で立ち寄ることが出来るのでぜひ行ってみることにした。大山へは国道9号線から県道24号線(大山道路)をひたすら走った。道は交通量も非常に少なく快適であった。しばらく快走していると大山寺の門前駐車場に到着した。そこから大山寺までは門前町の坂を上った。結構きつかった。山門で記念撮影をしたあと県道30号線→県道54号線を通り国道9号線に戻った。ここからはひたすら国道9号線を日本海を眺めながら走り、途中魚見台の景色を記念撮影したあと、砂丘温泉ふれあい会館で一風呂浴びたあと、鳥取市内に入りビジネスホテルにチェックインした。その後鳥取市内をうろうろして夕食を取った後就寝した。

  

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