2007年12月30日(日) 天候 雨時々雪時々曇

 夜行バスは朝6:10過ぎに小倉駅前に到着した。バスを降りると駅前はまだ暗く、そしてかなり寒かった。あらかじめ調べておいた西鉄バスの小倉→畑経路(門司新港への最寄りのバス停。直接フェリーターミナルへ行く便はない。)の始発時刻が7:39であるので、まだまだ時間があった。よって、駅前の松屋へ入り朝定食(350円)を食しながら時間つぶしと暖を取った。

 バスの時間が近づいてきたので、南口にあるバス停に向かった。そのころには夜も明けてきた。寒空の下しばらくバス停で待っているとバスが来たので乗り込んだ。バスは25分ほどで畑バス停に到着した。バス停から20分ほど歩くと阪九フェリーのフェリーターミナルに到着した。ターミナル内でバイクのキーを受け取り、軒先においていたバイクと合流した。早速荷物に積んであったライダージャケット・革ズボン・ライダーシューズに着替え、フェリーターミナルの近くのコンビニから小倉まで着ていた服・靴を愛知県の自宅まで宅配便で送った後、新門司ICから鹿児島に向けて9:30頃九州道に入った。

 走行中は雪がちらついたりしたが、宮原SAでの給油以外はただひたすら走った。しかしながら八代IC〜人吉ICの山岳地帯では雪がうっすらと積もっており命の危険も感じたので、極力速度を落として走行した。肥後トンネルなどの長大トンネルがあったこともあり積雪の影響を最小限に回避し何とか転倒せずにこの区間を走り抜けた。そして13:30頃に鹿児島ICに到着し、14:00前にフェリー出港地の鹿児島新港に到着した。

 鹿児島新港のフェリーターミナルにて早速乗船券を購入した。(二等+自動二輪(125cc以上+燃料調整+那覇港通過料=14600+6930+400+80=22010円) この日は年末ということもあり、あらかじめ電話予約(12/25)していたにもかかわらず臨時席ということであった。しかし、早い時間に購入したので比較的よい席が確保できたとのことである。(受付談) 受付時にバイクは16:00頃までに来て別途車両用の受付で申し込んで欲しいといわれた。受付まで2時間近くあり、フェリーターミナルに居ても他にすることがないので、市内にラーメンを食しに行くことにした。鹿児島一の繁華街の天文館に向かい、名物の「くろいわラーメン」(600円)を食した。満腹になったあと、スーパーとコンビニで菓子・つまみ・パン・飲み物を購入し、再びフェリーターミナルに向かった。

 到着後、ターミナルの外にある車両受付でバイク運送の申し込みをし、岸壁にバイクを回し待機していた。私の他に合わせて12・3台くらいすでに待機していた。さすがに長期休暇になると沖縄方面にツーリングする人たちもいるのだなと感心した。しかしバイクに付いている札を見ると、名瀬(奄美大島)行きも多く、那覇へ行くバイクは私を含め4・5台といったところであった。岸壁ではフォークリフトがコンテナをひっきりなしで船内に運んでいた。これまでに乗船したフェリーとはかなり雰囲気が違った。まさに貨客船である。乗客は貨物のついでという印象を受けた。それらが概ね落ち着いた17:30頃にようやくバイクの積み込みが始まったので、バイクを船内まで自走で運んだ。その後客室に入り案内されたところは、普段はイベント室として使われているという臨時客室であった。そこは毛布がびっしりとひかれていて、人が満載であった。ちょうど世界史で習った奴隷船を思い出した。しかしながら臨時客室に入れたのはまだましなほうであり、ようやく受付で言われた「よい席」という意味が理解できた。上の階に上がると、食堂もその前のロビーもすべて毛布がひかれていて、客がびっしりといたからである。

 乗り込んだフェリーはマリックスラインのクイーンコーラル号であった。予定では18:00出港で翌日12/31の19:40に那覇港に入港予定であったが、この日はこの冬一番の大荒れであったため、那覇入港が大幅に遅れるとの旨の船内放送が流された。フェリーはほぼ予定通りの18:00頃出港した。風呂に入りさっぱりしたあと、食事をしようとしたが、前述の通り食堂は客室となっていたため食堂での食事はできず、あらかじめ買い込んでいたパンと飲み物で夕食代わりとした。夕食後眠くなり22:00頃にはそのまま熟睡した。

(走行距離:365.8km)

 

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