2007年12月31日(月) 天候 曇

 フェリーは朝6:00前に名瀬(奄美大島)に到着する旨の船内放送がかかった。消灯していた船内に一気に明かりが灯った。周りでは名瀬で下船する乗客が荷造りをしていた。かなりの数である。フェリーが入港すると多くの乗客が下船して行った。周りはまだ夜明け前で暗かった。港ではフォークリフトがひっきりなしにコンテナの積み下ろしをしていた。下船の乗客がいなくなると続いて乗船の乗客が乗り込んできた。結構な人数であるが、下船した乗客よりも少なかったので、私の横も人がいなくなり、個人のスペースが広がって一安心した。ようやく奴隷船状態から脱した。

 フェリーは6:30頃に名瀬を出港した。次第に夜が明けてきたが、曇であり風も強いせいもあってかなり寒かった。とても南国に来たという状況ではなかった。続いて10:00頃に亀徳港(徳之島)に入港し、10:40頃に出港した。空は相変わらず曇り空であり、風も強くかなり寒かった。次に和泊港(沖永良部島)に12:30頃に入港し、13:10頃に出港した。ここまで予定時刻表より30分遅れのままである。何とかこれ以上の遅れは生じないようであった。フェリーの中ではすることもないので、ガイドブックとツーリングマップルを眺めながらひたすらツーリングの計画を練っていた。次に与論港(与論島)に14:50頃に入港した。海の色がかなりマリンブルーになってきたのが目に見えて分かるようになってきた。沖縄への期待が膨らんできた。フェリーは15:10頃に出港した。いよいよ次は沖縄本島である。

 17:50頃にフェリーは本部港(沖縄本島)に入港した。いよいよ沖縄本島に来たのである。外を見るとすでに暗くなっていた。風が吹いていて相変わらず寒かった。沖縄でもこの季節はかなり寒いことを実感した。フェリーは本部港を18:00過ぎに出港した。本部港を出港する頃には私のいる臨時客室は私一人になってしまった。鹿児島から沖縄本島まで乗船する人はそれほどいないということである。名瀬(奄美大島)あたりまでなら夜出港で翌朝入港なので、ホテル代わりになるというメリットがあるのであろうが、沖縄までとなると飛行機のほうを選んでしまうのかもしれない。掃除をしている人から上の階にある通常の二等客室に移るように言われたので、荷物を持って二等客室に移った。そこも込み合っているというほどではなかったので、空いていた一角に荷物を置いて居場所とした。しばらくするとテレビで紅白歌合戦が始まっていた。時計を見ると19:00を過ぎていた。予定より30分遅れをキープしたままであれば、20:00過ぎに那覇港に入港予定であるので、あと1時間ほどで念願の沖縄上陸である。

 フェリーは30分遅れをキープしたまま20:00過ぎに那覇港に入港した。下船のために荷物をまとめバイクのところへ行くと、私を含め5台ほどバイクが残っていた。やはり少ないとはいえ、年末年始を利用して沖縄ツーリングを考えている人はいるものである。(私も含め) 接岸後フェリーからバイクを降ろし、国道390号→国道58号経由で、奥武山公園近くにあるインターネットであらかじめ予約していたスーパーホテルに20:20頃到着した。チェックインすると、年末割引ということで通常料金4980円のところ3980円であったので大変得した気分になった。

 時間を見ると20:30であったので、早速街中に繰り出すことにした。まずは夕食を取るための店を探すことにした。ガイドブックにあるホテルから2分ほどのところにある「ゆし豆腐」で有名な「豆腐屋食堂」に行ったが、年末のため休みであった。よって、もともと行くつもりであった国際通りに向かうことにした。歩いてでも行ける距離であったが、ゆいレールに乗ってみたかったので、それに乗って向かうことにした。最寄りの駅の奥武山公園駅から乗車し、美栄橋駅で下車した。駅から沖映通りを経由し国際通りにたどり着いた。ガイドブックで見たとおりどことなく南国ムードがただよい賑わっていた。空腹であったので、沖映通りとの交差点付近にある「街角」という沖縄そば店に入り、「ソーキそば」(750円)を注文した。沖縄そばデビューである。出てきたそばはどちらかというと太いラーメンのような麺に骨付き豚肉3枚が乗っかっているものであった。食すとこれが食べやすくうまかった。満足したところで店を出て通りをしばらく練り歩いた。さすがの国際通りも年末ということもあり閉まっている店もちらほら見かけた。しばらく歩いた後、「いしちゃー家」にて「ゆし豆腐定食」(630円)を食した。健康的な気分になった。食事の後土産物屋などを冷やかして、徒歩でホテルまで戻った。ホテルで年明けを迎えたあと、備え付けのインターネットで翌日のホテルの予約をして、部屋に戻り就寝した。

(走行距離:1.8km)

 

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