2008年1月1日(火) 天候 曇

 朝は6:30に起床した。2008年の元旦を沖縄で迎えた。ホテルの無料朝食を食した後、8:00前にホテルを出発した。いよいよ今日から沖縄ツーリング本番である。

 朝はかなり寒かった。沖縄でこれほど寒い思いをするとは思わなかった。あとで知ったがこの日の最低気温が10度ほどで、沖縄北部は10度を切っていたようである。まず昨日到着した那覇港に立ち寄ってから、国道58号を名護まで北上し名護周辺を巡ることにした。那覇近郊は片道3車線で、元旦ということもあり比較的車の流れは順調であったが、横風がかなり強く思うようにペースアップできなかった。国道沿いのいたるところに米軍施設を目にした。沖縄にはいかに米軍基地が多いかということを改めて実感させられた。まずは嘉手納基地に向かった。国道58号→県道74号に入り、嘉手納基地の入り口で一休みしていると、門番の兵隊がこちらに来て退去するように促された。兵隊は自動小銃を持っており、抗議するとトラブルになると思いすぐに退去した。

 次に、座喜味城跡と残波岬に立ち寄ることにした。県道74号→国道58号→県道6号をたどり、途中米軍トリイステーションに立ち寄った後座間味城跡に到着した。駐車場から5分ほど歩くと石垣が見えてきた。座喜味城跡は15世紀頃に護佐丸という人物により築城され、現在は石垣のみが残っており、2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として首里城など他の遺跡と共に世界遺産に登録されている。石垣の上からは遠くは東シナ海を望むことが出来た。これで晴れていて暖かければ最高であっただろう。到着したころは私も含め見学者は数人であったが、しばらくするとツアーの団体が押し寄せ騒がしくなったので退去することにした。続いて座喜味城跡の近くの残波岬に立ち寄った。波は高くなぜか日本海を思い浮かべてしまった。高波が押し寄せてくる様はかなりの迫力であった。残波岬の次は御菓子御殿読谷本店に立ち寄った。御菓子御殿読谷本店は、沖縄でチェーン展開している御菓子御殿の本店であり、花笠が目印である。そこで販売されている一番人気の「紅いもタルト」は、読谷村特産の紅いもを生かして村おこしをしようとして誕生したものである。私は6個入り(525円)2箱とばら売り2個を購入した。

 次に県道6号から国道58号に戻る途中に「琉球村」の看板を目にしたので立ち寄ることにした。琉球村は沖縄各地の旧家を移築して展示しているテーマパークである。入り口に向かう途中には屋根で覆われた舞台があり、舞台上では琉球民謡に合わせて舞踊が披露されていた。入り口で入村料(840円)を支払い中に入った。沖縄の旧家を順番に見てまわった。そのうちの1件である旧玉那覇家にて沖縄で親しまれている「サーターアンダギー」が実演販売されていたので購入(2個100円)し食した。結構うまかったのでまた食したいと思った。

 

 

 

 

 

 

旧家を見てまわった後、精糖工場へ向かった。時間によっては水牛がサトウキビを絞る作業が見られたのだが、私が行ったときには水牛は小屋で休んでいた。仕方がないのでそのまま琉球村を後にした。

  琉球の次は万座毛に向かった。到着して先端に行くと、有名な象の鼻の形をした断崖が見えた。18世紀に当時の琉球王の尚敬王が「万人を座らせるに足る毛(原っぱ)」と語ったことが名称の由来と伝えられている。相変わらず空は曇っており風が強かった。波も高く寒かった。万座毛からは有名な万座ビーチが見えた。海はやはり青く、雑誌やテレビで見たとおりであった。駐車場に戻り近くにいたタクシーの運転手さんに沖縄の気温のことを聞くと、年末までは暑く半そでで過ごせたとのことであった。天候だけはどうにもならないが少し悔しい思いをした。

 万座毛を後にし国道58号を北上した。名護市に入るころには14:00をまわっていた。国道沿いに沖縄でチェーン展開している「A&W」を見つけたので早速入った。ダブルチーズバーガー(ドリンク・ポテト付 710円)を注文して食した。「A&W」は1919年にアメリカで誕生したハンバーガーチェーン店で、沖縄には1963年に進出している。米軍統治下時代に進出してきたので、メニューひとつ取っても本場アメリカの雰囲気が色濃く出ている。ボリューム満点であったのですっかり満腹になった。

 食事の後、隣接しているファミリーマートで「美ら海水族館」の入場割引券(通常1800円の1割引の1620円)を購入し、美ら海水族館に向かった。国道58号→国道449号を北上し、県道114号に入りしばらくすると入り口が見えてきた。駐車場にバイクを止め、施設内に入った。水族館に入る前にウミガメ館とマナティー館に立ち寄った。その後水族館に入館し、各エリアを回った。館内はサンゴ礁から深海までのエリアを順番に見学することが出来るようになっている。あの有名なジンベイザメがいるエリアは黒潮エリアであり、世界一の大水槽を有している。黒潮エリアにてジンベイザメを暫し眺めた。実物はかなりの迫力であった。その後サメ博士の部屋にてサメに関するさまざまな事項が紹介されていたので、それらを見学した。さすがジンベイザメを初めとするサメの飼育が充実しているだけあってかなりの情報量であった。

水族館を後にして、国道505号→県道115号で今帰仁城跡に立ち寄ったが、時間も18:00を過ぎておりすでに閉まっていたので、国道505に戻り国道505号→県道72号→県道84号経由で、今夜の宿であるスーパーホテル名護に到着した。

 ホテルでチェックイン(4980円)のあと、夕食のために名護市街に繰り出した。徒歩で15分ほどの距離であるが道に迷い、中心部の商店街にたどり着くまでに30分ほどかかってしまった。しかしながら商店街は元旦ということもありほとんど閉まっていた。食事をする場所探しにも困ってしまったが、開いている居酒屋「やどろく」を見つけ、沖縄料理もメニューにラインアップされていたのですかさず入った。早速泡盛の「久米仙ブラウン」の水割り、豚の角煮、ゴーヤチャンプルー、今帰仁アクー(黒豚)を注文した。(計2400円) 酒に弱い私であるが、久米仙ブラウンの水割りは抵抗なく飲むことが出来た。しかしながらさすが泡盛でありすっかり酔ってしまった。店を出てホテルに戻り、ホテルのサービスである日本では沖縄限定である「ブルーシールアイスクリーム」を食し、さらに部屋に戻り本日購入した紅いもタルトを食した後、風呂に入り就寝した。

(走行距離:192.2km)

 

TOPへ

12/31へ

1/2へ