2008年1月4日(木) 天候 曇のち晴れ

 朝は6:30に起床した。昨日の泡盛による二日酔いもなく(飲んだのも1合だけであるが)、部屋で一風呂浴びてから荷造りをして7:30過ぎにホテルを出発した。今日は8:30発の那覇行きフェリーに乗り沖縄本島に戻る行程である。

 フェリーの出港する兼城港へは県道89号で10分ほどで到着した。乗船券は往復分を購入していたので、バイクの運送料を支払いフェリーに乗船した。那覇港発の時とは違い、座席は十分空席があったのでゆっくりとくつろぐことが出来た。フェリーは予定通り8:30に出港した。フェリーは順調に航行し、途中い10:45に渡名喜島に寄稿した。渡名喜島からはかなり乗客が乗船してきた。渡名喜島には空港がなく、フェリーが那覇への唯一の交通手段であるため島の多くの人が利用しているのであろう。フェリーは予定通り11:00に出港した。しばらく船内で仮眠している間に予定通り12:30に那覇泊港に入港した。

 フェリーから下船すると、岸壁の端のほうで南北大東島行きの貨客船「だいとう」が停泊していた。どうやら今日(1/4)の出港らしい。沖縄ツーリング計画のときにも大東島へのツーリングが出来ないか考えたが日程が合わず、バイク持ち込みも不可能ではないがハードルが高そうなので断念した経緯があった。しかしいつかはバイクを持ち込めなくても大東島ツーリングを実行したいと思い、「だいとう」の前で記念撮影をした。その後沖縄本島南部を周回すべく出発した。

 南部へは国道58号→国道331号を走行した。このころには天気もすっきりと晴れ渡り気温も上がっていたようやく沖縄らしい気候になってきた。途中昼食を取るため糸満お魚センターに立ち寄り、「魚汁そば」(300円)を食した。沖縄に来てからすっかり沖縄そばにはまってしまった。そばを食したあと、喜屋武岬に向かった。喜屋武岬へは国道331号→県道3号を経由して到着した。この喜屋武岬では第二次世界大戦末期の沖縄戦にて多数の民間人が崖から身を投じたという悲しい歴史がある。景色は青い海と青い空のコントラストが印象的であるだけに、景色とは裏腹のその悲しい歴史にギャップを感じた。次に具志川城跡に立ち寄った。具志川城は15世紀ごろに、久米島の具志川城の按司であった真金声が、落城の際に島を抜け出し喜屋武に落ち延び、この地に故郷の久米島と同名の具志川城を築いたとされる。具志川城も沖縄の他の城と同様石垣だけの遺構であった。城跡の上に登ると沖縄の青い海が眼下に広がっており、ようやく沖縄らしい気分を満喫した。しばらく景色を眺めた後次の目的地に向かった。

 次に向かったのはひめゆりの塔である。ひめゆりの塔は、沖縄戦で従軍看護師として動員され亡くなった「ひめゆり学徒隊」の慰霊塔であり、伊原第3外科壕跡の上に立っている。ひめゆりの塔に祈りをささげた後、ひめゆり平和祈念資料館に入館し、沖縄戦とひめゆり学徒隊について学んだ。館内ではひめゆり学徒隊で生き残った方が体験談を語られていた。実際にあの戦争の悲劇を体験された方の体験談なので非常に衝撃的であった。衝撃を受けながら館内の展示物をしばらくしばらく見学した後、ひめゆりの塔を後にした。時刻は15:00を回っていた。

 平和祈念公園に立ち寄ったあと国道331号をしばらく走り、国道沿いの「仲地山羊料理店」に入り、山羊汁(1100円)を注文した。出てきた山羊汁は臭みもなくうまかった。食後に店のおかみさんに出していただいた黒糖をつまんだ後店を後にした。次に斎場御嶽に向かった。斎場御嶽は、琉球王国の神女の最高権威者である聞得大君の即位の儀式が行われた場所で、かつて国王自らも参拝した琉球王国最高の聖域であり、首里城などと共に世界遺産となっている。駐車場にバイクを止め、入場料200円を支払い中に進んだ。御門口の石畳を進み、寄満を経由して大庫理に到達した。大庫理は聞得大君の即位の儀式が行われた中心的な場所である。大庫理から三庫裏へ向かい、洞門をくぐり三庫裏内部に進むと、久高島を望むことが出来た。久高島は12年に一度行われる「イザイホー」が行われる島である。しばらく久高島を眺めた後、18:00を過ぎ周りも暗くなってきたので駐車場まで戻り、国道331号→国道329号→国道331号を経由して、あらかじめ久米島フェリー内で携帯電話インターネット予約していたスーパーホテル那覇に向かった。

 ホテルには19:00前に到着し、荷物を部屋に置いて街中に繰り出すことにした。まずは夕食を食すためホテルの近くにある「豆腐屋食堂」に向かった。ここは沖縄上陸初日(12/31)に訪れたときには年末年始の休業で入れなかったところだ。今日は1/4で平日のため店は開いていた。店に入り「ゆしどうふ定食」(630円)を注文した。出てきた定食を健康的に食し、サービスの豆乳もさっぱりしていて飲みやすかった。次に店を出て国際通りに向かった。国際通りまでは歩いても15分ほどであった。この日は沖縄最後の夜であったので、最後の沖縄の夜の雰囲気を実感したく通りを練り歩いた。すこし小腹が空いてきたので「GO−YA屋」にてゴーヤチャーハン(800円)を食し、その後みやげ物屋などを冷やかした後ホテルに戻り、0:00前に就寝した。

(走行距離:100.3km)

 

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