2012年5月2日(水) 天候 晴

 今朝は6:30頃に起床した。デッキに出て朝日を眺めた。カリアリには11:30到着予定であったので、まだ5時間ほどをフェリー内で過ごさなければならなかった。仕方が無いので、ファンネル前で記念撮影し、船内を徘徊したり、デッキで海を眺めたりして過ごした。たまには海を眺めながら日光浴も悪くない。なお、このフェリーの前方は屋根無しのトラック駐車スペースとなっていた。貨物輸送がメインのようだ。リラックスした気分で海を眺めていると、ケータイの電波が繋がった。いよいよサルデーニャ島に近づいたようだ。

 11:00過ぎに到着予告の放送が流れたので、荷造りをして下船の準備をした。しかしながら11:30近くになっても港が近くに見えてこなかった。少し遅れているようだ。フェリーなので、定刻どおりに進まないのは仕方がないと割り切って船内で入港を待ち続けた。ロビーには思いのほか人が集まっていた。利用者は結構いるものだと感心した。12:00前にカリアリ港に入港し、接岸が始まった。接岸が完了し、12:10過ぎにフェリーを下船した。自家用車の利用者はほとんど見かけなかった。バイクの乗客は私一人であった。

 遂にサルデーニャ島に上陸した。まさか自分がサルデーニャ島に、しかもバイクで上陸するとはこれまで思いもよらなかったので感慨ひとしおであった。港でフェリーをバックに記念撮影をして、カリアリの市街地へと向かった。

 arst(Azienda Regionale Sarda Trasporti サルデーニャ地域交通会社)の バスステーションとFS(トレニタニア)のカリアリ駅で記念撮影をした。次にローマ通りVia Romaを市庁舎方面に行き、市庁舎の交差点を左に曲がり、ラルゴ・カルロ・フェリーチェLargo Carlo Feliceの大通りで、海と街並みをバックに記念撮影をした。次に、Via Mannoを観光客に物珍しそうに見られながら走り、テラッツァ・ウンベルトTerazza Umbertoの前に出てきた。ここでも記念撮影をして、V.le Regina Elenoの坂道を上り、国立考古学博物館Museo archelogico Nazionaleにたどり着いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 折角なので博物館に入ることにした。入場料(3ユーロ)を支払い、中に入った。カリアリの国立考古学博物館には、サルデーニャ島内の遺跡から発掘された物が数多く展示されている。先史時代や古代ローマなどのものが多いように見受けられたが、特に興味深かったのが、ローマ以前の先住民族の遺跡からの発掘物であった。表現豊かなブロンズ像や宝飾品などが、独自の豊かな文明があったことを物語っていた。くまなく見て周り、博物館を後にした。

 博物館の近くにサン・パンクラーツィオの塔Torre di San Pancrazioの前で記念撮影をして、マルティニ通りVia Martiniの狭い道を進むと、ドゥオーモが現れた。白亜の建物と青い空のコントラストが印象的であった。記念撮影をしてサン・パンクラーツィオの塔に戻り、さらに街中を少し迷いながら、何とかラルゴ・カルロ・フェリーチェに戻ってきた。先を急ぐのでカリアリを後にした。時刻は13:40を過ぎていた。

 カリアリから市街地を抜け、SS131を北上した。サルデーニャにはアウトストラーダ(高速道路)はないが、このSS131はカリアリとサッサリやオルビアなどの北部の主要都市を結んでいるため、高速道路レベルの自動車専用道路であった。時々片側1車線から2車線への拡幅工事がなされている以外は、概ね片側2車線であり、快適に距離を伸ばすことが出来た。14:20頃にSS131からSS197に乗り換え走り続け、14:50頃にバルミニBaruminiに到着した。

 バルミニを訪れたのは、ヌラーゲ・スゥ・ヌラクシNuraghe Su Nuraxiを見学するためであった。ヌラーゲとはサルデーニャ島の先住民族が築いた巨石を用いた建造物であり、島全域に残っている。スゥ・ヌラクシは1950年代に発掘され、保存状態も良い。1997年にバルミニのスゥ・ヌラクシSu Nuraxi di Baruminiとして世界遺産に登録されている。インフォメーションに行きチケットを購入(9ユーロ)した。見学はガイド付きで30分に一度の案内だといわれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 15:00になりガイドに従いヌラーゲに向かった。中心部にある塔は3階建てであり、紀元前1500年頃から建造されたという。3500年以上前の建造物が非常に良い状態で保存されていることに驚いた。塔の中を案内され、最後に塔の上部に昇った。周りの景色は一面草原であり、羊の群れが見受けられるなどのどかな風景が広がっていた。遺跡を十分に見学し、16:00頃にバルミニを後にした。

 来た道を戻る形でSS197を走り、16:30頃に再びSS131に乗り換えて北上した。途中ガソリンを一度補給した以外はひたすら走り続けた。SS131は高速道路並みの自動車専用道路なので順調に距離を伸ばすことが出来た。

 

17:25頃にGhilarzaでSS131D.C.Nに乗り換え、今度は東に向かった。途中オモデオ湖Lago Omodeo付近で記念撮影した以外は走り続け、18:00に自動車専用道路のSS131D.C.NからSS129に乗り換えた。20分ほど走り、今夜の最終目的地のヌーオロNuoroの中心部に到着した。

 ヌーオロは、ラ・バルバジア(野蛮の地)と呼ばれるサルデーニャ内陸部の、中心部にある都市である。まずは目印となるドゥオーモにたどり着いた。次に、今夜の宿を決めるべく、ガイドブックに掲載されているホテルを探した。付近は一方通行が多く、しかも坂道が多いため、少し迷ったが、何とか探していたホテル(Hotel Ristorante Grillo)にたどり着いた。時刻は19:00前であった。

 バイクを停めてフロントで空き部屋を確認したら、丁度空き部屋があったので、部屋を見せてもらい、今夜の宿はここに決定した。(58ユーロ) 部屋に荷物を置き、早速街中に繰り出した。

 

 

 

 

 

Piazza G. Mamell→ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場Piazza Vittorio Emanuere 侠Corso  Garibaldi→Via La Marmoraを徘徊した。道沿いにあった自動販売機でクッキー(0.8ユーロ)を購入した。ヌーオロは治安が良いのだろう。治安が良くなければ自動販売機は置けない。徘徊中に何件も見かけた。グラッツィエ教会Chiesa delle Grazieにも立ち寄り見学した。また、町の向こうには夕日に照らされたオルトベネ山Monte Ortobeneが見えた。ちなみに、ガイドブックに紹介されていたような民族衣装を着た人々には遭遇できなかった。

 Via La Marmoraを歩き続け、ヌーオロ駅に到着した。折角なのでサルデーニャ鉄道Ferrovie della Sardegnaを見学しようと駅構内に入ろうとしたが、この日はすでに営業終了したようで中に入れなかった。時刻表を確認し、明日の朝に出直すことにした。トリエステ通りVia Triesteからヌーオロ駅を上から望むと、側線が撤去された直後の様子が伺えた。鉄道による貨物輸送がほとんどなくなったので不要な側線を撤去したように思われた。せめて鉄道は保存してほしいと思った。

 来た道を戻り、ガイドブックに掲載されているレストランを探したが見つからなかった。クリスピ広場Piazza Crispiなど立ち寄り、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世広場まで戻ってきた。空腹であったので、そのままホテルに戻った。時刻は21:10頃であった。

 ホテルにはレストランが併設されているので、そこで夕食を摂ることにした。席に座り、メニューを見せてもらい、骨付き羊肉+サラダ+パン+水(9+3+2+2=16ユーロ)を注文した。サルデーニャといえば羊ということで選んだ次第であった。出てきた料理をおいしく食した。客は私のほかに、他の宿泊客や家族連れ、女性の一人客もいて、近隣の人たちの行きつけのレストランになっているようだった。満腹となったところでロビーで寛ぎ、その後部屋に戻り23:00前には就寝した。

 【走行距離:232.0km】

 

TOPへ

5/1へ

5/3へ